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なんだか

出て来る時は出てくるもんですね、SSって。
ぽろぽろと短いのが書けたので持って来ました。
拍手にしようかなーとも思ったんですが、カテゴリー作っちゃったからこっちにします。
というか、ぶっちゃけアップしやすさが断然こっちだっていう^^^^←
駄目人間丸出しですね(うわー)


長編色々ありますが、もう少しお待ちくださいませ。
居場所シリーズはあとちょっとよししこを照れさせたい私です^^
アイシリーズはまーの一人称に苦戦中。
段々とまーがなに考えてるか分からなくなってきましたこれは拙い^^^←
ホスト話は相変わらず24ばっかり進んでます趣旨が変わってきている/(^o^)\


でもってもう一つ連載始めそうで怖いです。自分が怖い。
どうやらヒルハの脳内には終わらせるという文字が欠けているようです最悪ですね^^^^
一回ちぎ翼のパロディをやってみたかったのです、ひっそりこっそり。
珍しく構成までひょこひょこ考えてたりします。
翼と言えば天使なイメージですが、ウチでは吸血鬼を持ってこようかと。
バリバリの13になる予定です。
・・・・・・あ、ちょっと24要素も含みそうでs(こら)


さて、ここから先はベリーショートストーリーです。
今回は二つ。
両方とも13でお送りしたいと思います。
読んでくださる方はお手数ですが「ベリーショートストーリー」をクリックしてくださいね。


■寝た時の半開きの口(13)


俺が楽屋に行くと、既に先客がソファに座っていた。
腕を組んで、ぐったりと凭れ掛かるように。
その様子を見て、おはようという言葉を無理矢理飲み込んだ。
珍しくイノハラが寝る体制に入っていたからだ。
どんなに忙しくても、どんなに疲れていても、イノハラは仕事場では殆ど眠らないのに。
よっぽど疲れていたのか、それとも開始まで時間があったからか。
どういう理由かは知らないけど、珍しいことには変わらず。
気づけば、俺の目は自然とイノハラの動作に向いていた。


かくん、と重そうに落ちる頭。
首痛くなりそうな寝方だな、あれ。
あ、ちょっと口開いてるし。
鼻炎気味で鼻詰まってんのよーとか言ってたからか?
でもあんな風にしてたら喉ガラガラになると思うんだけど。


もっと観察したくて、そろそろと近づいてみる。


ぐぅ、とか言っちゃってるよコイツ。
マジ寝だマジ寝。
うっわ、睫毛なげー。
ちょっと寝癖ついてる。
直してやろうと手を伸ばして髪に触れた瞬間、びくん、とイノハラが縦揺れして。
ふへ、と変な声を上げて目を覚ました。
あっは。


「面白いねーお前」
「・・・ふえ?・・・え?あれ?なんじ??」
「まだ時間あるからゆっくり寝てろよ」
「や、ちょ・・・ええ?」
「いいから。ほれ、寝てろ」
「・・・ありがとう?」
「ん」


寝ぼけた眼にちゅ、とキスを落として。
半開きのままの唇にも、と思ったところで頭をバシッと殴られる。
イノハラか?!と顔を見るも、へにゃりと笑っていて。
コイツ以外の誰かと言えば一人しか思い当たらず、俺は恐る恐る振り向いた。


「さーかもーとくん。ここは何処かな?」
「・・・楽屋ですごめんなさい」
「いくらよっちゃんが可愛いからって寝込み襲わないの」
「・・・返す言葉もございません」


だって好きなんだから仕方ないよなーなんて。
言ったらナガノにぶっ飛ばされそうだったので、それもごくりと飲み込んだ俺でした。


END
----------
楽屋でよししこがマジ寝してるのを観察して面白がっていたまーの実話から。
ホントあの人はよししこが好きなんだなぁ・・・ともだもだした覚えがあります(笑)
あの声で「いのはらー?いのはらー?」って起こしてるのを想像しただけで暫くモエに事欠かないです。




■頬に触れる(13)


サカモトくん家に遊びに来た。
昼間はあったかかったんだけど、夜になって急に冷え込んできて。
仕事帰りで着替える間もなく、薄着のままだった俺はその寒さをモロに受けてしまった。


「寒ぃよー!」
「そんな格好してたら仕方ねぇだろ」
「着替える暇なかったんだよ!」
「ウチ来る前に着替えりゃよかったのに」
「・・・そうだけどさぁ」


そんな時間も惜しいほどにアンタに会いたかったんだよ。
・・・なんて言えるわけも無く。
言い訳もそこそこに靴を脱いでいると、ふわり、とあったかいものが頬に触れた。


「うわ、お前すっげぇ冷てぇよ!」
「・・・現場から30分くらいだったから歩いて来たんだよ」
「馬鹿だなー」
「馬鹿とか言うな」


けらけら笑うサカモトくんの手が頬に添えられていて、それだけで体温が上がる。
なんだよ、自然とやんなよそういうこと。
相変わらず日常生活がミュージカルなんだからこの人は。


「あったけーだろ?」
「・・・まぁね」
「俺の体温、お前に分けてやるよ」
「臭すぎて笑えねぇよ。ってかいいって、アンタまで冷えるから」
「そしたらお前にあっためてもらうから大丈夫」
「ちょっ、そういう魂胆かよ・・・っん」


手を振りほどいて振り向いたところで唇を奪われる。
触れてる部分が全部あったかくて、俺の顔の温度は急上昇していく。
舌を絡め取られて、中からじわじわと熱が沸いてくる感じに面白いくらい翻弄されて。
どうにか解放されキッと睨み付ければ、にやりと意地の悪い笑みが浮かぶ。
それに勝ちたい俺の口からは悪態しか出てこない。


「ど、どうせなぁ!俺とアンタがくっついたところで、同じ体温までしかいかねぇんだから意味無いっつーの!」
「あ、そうなの?」
「そうなの!」


どうだ、これでさっきの手は使えまい!
勢いよく言い放ち、乱れた服を整えながら立ち上がれば。
しゃがみ込んでいたサカモトくんも立ち上がって、やっぱり厭らしい笑顔になる。


「んだよ?!」
「いや、お前と俺が同じ温度になるってなんかエロいよなーと思って」


セックスしてる時と同じじゃねぇ?と、整った顔で思いっきり優しく笑うから。
それ以上抵抗する術も無く、結局同じ結末を迎えることになった俺だった。


END
----------
会いたくて駆けつけてくるのは専らよししこだと思います。
でもそれを素直に言えなくてつんつんしちゃうくらいが好きです。
あ、だけど「会いたかった!」って正直に言ってまーがえええ、って動揺するのも好きです(笑)
必死に上に立とうとするんだけど、結局はまーに負けちゃってくそーってなってるよししこ 大好物!という話(え)


キュンとくる10のお題:あなぐら
ttp://99.jpn.org/ag/

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