モリゴちゃんに連絡するのにずんいちさんを経由するまーの話がMCであったそうで。
どんだけ^^^^と笑いながらも、ちょっと考えてみたんですが。
これ、ヒロスお兄ちゃんからの圧力がかかってたって思ったらウキウキしちゃいましたという話^^^^←
そんな小ネタを投下。
24と13前提のお話です。
ジャンルがあれなので隠しておきますねいまさらですが^^^^←
あ、ちなみにワタクシ、夫婦は読めるけど書けません。
ヒロスお兄ちゃんに対して格好いいまーが想像出来ない病気だと思います←
いっつも踏まれたり言葉で突き落とされたりして部屋の隅っこで体育座りしてる姿ならとても鮮明に想像出来るんですがこれは酷いですねわかります^^
それは何気ない行動だった。
明日のロケがゴウと一緒だった俺は、ちょっと離れたところに居たヤツにロケの確認のために話しかけていたのだけれど。
一通り話が終わって元居た場所に戻ってみたら、ソファに座っているナガノがとっても笑顔だった。
付き合いが短ければ普通のナガノだな、と思うんだろうけど、生憎俺は人生の半分以上をヤツと共にしているわけで。
その笑顔が全く笑っていない脅しのものだと察し、本能的にずざざっと後ずさる。
「な、なんですかながのさん」
「何ですか?何がですか?」
「あの、その笑顔、ま、全く笑顔になってないんですけど」
「は?」
物凄くどす黒い笑みを浮かべて言うもんだから、俺は慌てて傍に居たイノハラの背中に隠れた。
怖いナガノ怖い。
「おま、助けろ」
「え?なに、どうしたのよ?」
「ナガノの機嫌が急降下してんだよ」
「あらら、大変だ。アンタなんかやったの?」
「何もやってねぇ。ただゴウと明日の予定を確認してただけで、」
「あ、それだ」
「へ?」
とぼけた声をあげた俺に構わず、イノハラはてくてくとゴウの元へ行き、二言くらい会話を交わした後でこっちにやってきた。
途端、ナガノの機嫌の悪さが霧散するかの如く、消えてしまう。
えええ。
「ナガノくん、ゴウちゃん連れてきたよー」
「・・・なんか非常事態だってイノハラくんが言うから」
「なにそれよっちゃん」
「いやいや。ウチの鈍感リーダーが迷惑かけたから、そのお詫び」
「なんだよ、俺は何も、ふぶっ」
「いいから俺たちはあっち行くの!じゃあどうもお邪魔しましたー」
俺の口を押さえたまま、イノハラはずるずると俺を引きずるようにして遠くに移動する。
腑に落ちないことだらけだったんだけど、ナガノの機嫌が直ったならよしだ。
ちょっと離れたところに落ち着くと、イノハラが今までの成り行きを俺に説明し始めた。
「簡単に言うと、あれ、やきもち」
「やきもち?」
「アンタがゴウちゃんと話してるのを見て妬いたんだと思う、ナガノくん」
「は?俺は別にアイツにそんな気持ちなんて持ってねぇぞ」
「それでも。例えば、俺がケンちゃんとべったべたしてたらアンタ、どう思うわけ?」
言われて、俺はその様子を想像してみる。
いつものことではある、ケンとイノハラの絡み合い。
大人の対応で流そうと思ってるけど、やっぱり、本心は。
「・・・やだ」
「でしょ?それと同じ。わかった?」
「俺はゴウとベタベタしてたわけじゃねぇって」
「アンタ基準でものを考えないの。アンタはよくてもナガノくんはダメだってことだよ」
「じゃあなんでお前はいいんだよ」
「俺は多分、安全牌だから」
「???」
「・・・ばっ、もう、物事全部に理由を求めんじゃねぇよ!だから鈍感って言われるんだよアンタは!」
何故か赤くなったイノハラが俺の胸元をべしべしと叩く。
痛い痛い。
ナガノが治ったと思ったら次はコイツかよ。
あっという間に不機嫌になってしまった恋人を宥めるように、俺はヤツの髪の毛を優しく撫でたのだった。
今度からゴウと連絡を取る時は誰か経由しねぇとな、なんてぼんやり思いながら。
END
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24はゴウちゃんからヒロスさんに寄っていくことはあんまり無いので、ケンちゃんかよししこが中間管理職で存在するという不思議設定。
ヒロスさんはあんまり積極的ではないのです。
表面上はほとんどがっつかない紳士なヒロスさんで(笑)
でもこう、長い付き合いのまーには妬いてる姿を見せてしまう、みたいなね。
ヒロスさんにとっては我が儘な姿を見せられる数少ない友達です、まーは。
ちなみによししこが安全牌だっていうのは、ヒロスさんがよししこはまーに一途だってことを良く知ってるからという話でした。
だから赤くなったんですがまーは全く意図が汲み取れてません鈍感ですね^^